|
宝住寺
この像は古くから味方町の小さな薬師堂に納められ、付近の人が薬師講をつくって祀っていたものである。近年宝住寺境内に新しい薬師堂を建て、本尊として祀っている。
像形は量感にあふれており、藤原時代の特徴をよく備えているが、稚拙なところもあり、地方仏師の作と考えられている。
耳の形、頬から顎への肉付け、三道の表し方、胸から腹部への造形に見るべきものがあるが膝辺の彫法が少し形式化し、薄い造りになっているのは後世に手が加えられたものであろう。
宝住寺は永正年間(1504〜20)教山至道によって開かれた臨済宗妙心寺派の寺院で、牛の置物のコレクションや十八羅漢を配した大心字庭で知られている。
|